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中学受験 算数で出題される時計算対策
中学受験算数で出題される単元「時計算」。
ある時刻を基準に、時計の長針・短針・秒針の角が、
ある角度になる時の時刻を求めます。
中学受験では、○時●△分の時の長針と短針の角度を求めよ、
のような時計に関する問題もよく出題されるため、時計に関する対策も
重要となってきます。
時計算の基本は追いつき旅人算の応用に当たります。
また、左右線・上下線対象の時刻を求める、出会い旅人算の応用など
時計に関する問題がさまざま出題されます。
中学受験算数の時計算は、一見速さの問題に見えますが、
時計の針の速さを求めたいので距離ではなく
「角度」で速さを表すことがポイントです。
時計の長針は、1時間で360度回転します。
長針の分速は、360÷60=6度/分です。
時計の短針は、1時間で30度回転します。
短針の分速は、360÷60=0.5度/分です。
最低限これらは暗記し、試験に備えましょう。
中学受験算数では、
例えば「5時38分の角度を求めなさい」などの問題がでます。
この場合、5時を基準に考えるのがポイントです。
5時から38分間で動いた長針の角度は、6×38=228度です。
5時から38分間で動いた短針の角度は、0.5×38=19度です。
5時の角度は、30×5=150度ですから、短針は150+19=169度にあります。
よって長針と短針の角度は、228―169=59度です。
中学受験算数では、上記を旅人算で解くことが多いですね。
長針と短針が38分間で進む角度の差は、(6-0.5)×38=209。
5時の角度との差を求めると、
209-150=59度と簡単に答えを導きだせます。
中学受験算数では、上記を基本に長針と短針が重なる
時間を求めるなどの問題もよく出題されますね。
例えば、
5時と6時の間で,長針と短針が重なる時刻は5時何分ですか?
と言う問題があります。
この問題は5時丁度の時の角度を計算することから始めましょう。
5時の30×5=150度となっています。
この150度に追いつくために長針は毎分6度、短針は毎分0.5度動きます。
これを式に当てはめると150÷(6-0.5)=150÷11/2=300/11
と言う数字になります。
これにより5時にピッタリ長針と短針が重なるのは
5時27分3/11秒と言うのが分かります。
このように長針と短針が重なる問題の場合、長針が短針に追いつく
時間を求めれば答えを求めることができます。
また中途半端な分数が求められると間違っているような気分になりますが、
時計算の問題は中途半端な分数のことが多いため分数でも不安になる必要はありません。
学校によってまちまちですが、基本的に秒まで求めずに分程度まで
記入すればいいですが、何も書かれていない場合は秒まで記入するようにしましょう。
また問題を解くときには実際にアナログ時計を見るなどして、
実際にどのように動くのか確認するといいでしょう。
試験会場にも学校によっては持ち込み可能なため、受験にも持って行く
ようにするといいでしょう。
このように時計算は計算慣れしていれば必ず解ける問題であるため、
点数を逃さないようにしましょう。
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